内科医shimaのブログ

都内在住の勤務医が、資産形成のために投資を志したり、日常診療で気になったことを色々書いていきます。

いい医者にかかる方法があれば知りたいですよね

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医者をしていますが、診療科が違うと、なかなかその科の内情が分からないことが多いです。専門なら処方内容を見ただけでも、実力が分かるのに・・・。

なので、専門外の科にかかるときに、どうやってその医者が「いい医者か」を判断すればいいのか考えてみました。

あくまで勝手な判断なので、参考程度にしてください。

 

1.これは悪いかもしれない

抗生剤をすぐに出す

風邪でかかるとすぐに抗生剤を出すのは、あまりよろしくありません。

一般的に風邪は「ウイルス」による感染症であり、「細菌」に効果がある抗生剤は効かないことが多いです。ウイルスと細菌に関して簡単に言うと、細菌に比べてウイルスはかなり小さいです。抗生剤は細菌の細胞膜などに作用を起こしてその効果を発揮しますが、ウイルスはそもそも細胞膜などないぐらい小さいので、抗生剤は基本的には効きません。

ウイルスに効く薬もありますが(インフルエンザ治療薬)、一般的に風邪の原因ウイルスに効く薬はないため、抗生剤はただの風邪には処方しません。

 

質問するとすぐに怒る

医者も人間ですから頭に来ることもあります。私もつい、イラッとすることも

ありますが、だいたいは自分の治療方針を批判されたとき。

中には自分の考えを押し付けようとする人もいます(「あなたは素人なのだから

専門科の言う通りにすればいいんだ」とか)。

怒るということは、批判されて不満ということの他に、自分に自信がないことが原因であったりします。

なので、すぐ怒るというのは自信のない現れかもしれません。

 

2.これは良いかもしれない

質問にわかりやすく答えてくれる

専門家というのは、難解な言葉をつらつら並べ立てる人のことではありません。

医者は医療に関して専門です。

専門外の人にいかに分かりやすく、納得できるように説明できるかが、専門家の専門家たるゆえんであると考えます。

そのため、疑問を聞いて、しっかり答えてくれる先生は信頼できます。

 

現在の診断と、見通しを立ててくれる。

診断といっても、正確な診断というよりも、どこまで分かって、どこから不明なのかが分かっているということです。また、その病気の経過を大体でもいいので、聞けば教えてくれるということです。

良い医者は、その病気に関して今後考えられる経過を予想しながら、治療を進めていくことができます。

 

3.まとめ

色々書きましたが、意外と相性も重要です。

医者も人間ですので、細かい性格の人もいれば、おおざっぱな人もいます。

なので、いくら腕が良くても「この人とは合わないな」と感じることがあると思います。

そういうときは、もし何かあった時に「こんな人に診てもらったから、悪くなったんだ」というように考えがちです。

それは、医者、患者さん双方にとっても不利益です。

なので、相性も重要視して頂ければと思います。

 

以上、簡単に「いい医者」に関して考えてみました。